第4回講義 君の名は〜OPAC再考

今回はゲストをお迎えしての講義でした。
○林賢紀氏:農林水産研究情報センター
○田辺浩介氏:東京工科大学図書館


執筆された論文や雑誌の記事を拝見したばかりの方々の登場に
やや緊張しましたが、実際にお話をうかがう事ができる
貴重な時間となりました。



今回は理想のOPACについての討論。気になったのは…。


●OPACという名前はそもそもどうなんだろう●
Online Public Access Catalog の略、OPAC。
図書館で働く自分はあたりまえに使っていますが、
例えば銀行のATM(Automated Teller Machine)ほどの知名度はないだろう。


そして、講義のなかでも紹介された丸山高弘氏のブログを拝見して。

「丸山高弘の日々是電網 The First」

「理想のOPAC」を考察するにあたり  http://maru3.exblog.jp/7825193/
「理想のOPAC」僕なりのビジョン   http://maru3.exblog.jp/7827025/
『本来の言葉は、Online Public Access Catalog の略なのだが、
ここには「本」とか「図書」とか「蔵書」なんてものに、限定していないんだよね...
というか、カタログとしているだけで何のカタログかは限定してないんだ。
それを館内蔵書だけに限定する必要もないし、
館外の図書館だけに限定することもない。』


今回の討論で結論は出さなかったものの、
「幅広い情報を探し出せること」というのがOPACの理想のひとつだ、
という認識は持ちました。
蔵書にこだわらない、紙にもこだわらない、
本というメディアにさえこだわらない、情報のATM。


お金のATMは無尽蔵にお金を引き出せないけれど、
もし理想のOPACがつくれたら、自分に必要な知識や情報を
好きなだけ引き出せる。
コンビニで本の情報を検索してそのまま近くの図書館へ…とか。


そうすると、OPACという名前が当たり前になって
今とは違う意識で受け入れられるようになるか、
はたまた全然別の名前に変わって親しまれるようになるか。
名前を聞くだけで検索欲(?)が起きるような、
OPACもそんなものになりたいだろう、と思います。


皆さんの意見をいろいろと聞き、まとめていくことで、
さらに視点が広がったような気がします。
講義が終わってから、改めて自分のブログを見直してみて、
視界が狭かったなあと感じました。